おしらせ
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2020年度「運動器の健康・日本賞」優秀賞を受賞
Safe Kids Japanは、2020年度「運動器の健康・日本賞」優秀賞を受賞いたしました。
この賞は、日本全国各地で行われている各団体・機関および個人の運動器の健康増進活動の独創的かつ優れた活動を顕彰するものです。
当会が、2017年度から一般社団法人 日本スポーツ法支援・研究センターをはじめとする諸団体と協働で継続的に実施している「これで防げる 学校体育・スポーツ事故」の一連の活動が高く評価されました。
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- ◆応募事業・活動の名称:「これで防げる 学校体育・スポーツ事故」
- ◆応募団体・個人:特定非営利活動法人 Safe Kids Japan
- ◆主な活動地域:東京都、神奈川県、大阪府など
◆審査委員 武藤 芳照 先生による選評
子どもたちの心身の成長・発達のために、学校体育・スポーツの身体活動は重要であり、生涯にわたる運動習慣の形成・獲得という中・長期的な効果もあります。
一方で、それらの活動に伴う子どもの事故、とりわけ頭部外傷や脊椎・脊髄損傷をはじめとする重篤な傷害をきたす事故や死亡事故が発生していることも事実です。
学術研究の立場から、そうした学校体育・スポーツ事故の分析や予防への提言は過去に数多くなされていますが、社会的課題の解決という観点・立場からの取り組みは、極めて少なかったのが実状です。
本団体は、単に学術研究や科学的分析にとどまらず、そうした事故の効果的な予防策を学校現場に普及・啓発・浸透させ、同じような重大事故が発生しないようにとの熱い思いを具現化した社会的取り組みです。
多職種連携により、事故の分析から始まり、実証実験等をも踏まえて、具体的な提言を示し、さらにそれらを社会啓発する教育事業を積み重ね、国・自治体等の行政やマスメディアをも動かし、学校現場の意識を変える成果を挙げてきました。
子どもたちのために「予防に勝る治療はない」を具現化した社会的対応として、高く評価され、「優秀賞」に誠にふさわしいと判断されました。
今回このような名誉ある顕彰をいただいたことを励みに、今後も「学校」「体育」「スポーツ」の場で起きる子どもの重大な傷害を予防するため、力を尽くしたいと考えています。
【これまでの活動】
2017年度「これで防げる 学校体育・スポーツ事故〜サッカーゴール等の転倒、組体操、ムカデ競走の事故から子どもを守る」
ふりかえり
2018年度「これで防げる 学校体育・スポーツ事故〜繰り返されるプール事故から子どもを守る」
ふりかえり
【報告】監視の限界を科学的に明らかにしたシンポジウム「繰り返されるプール事故から子どもを守る」(山中 龍宏)
2018年度 「中高生の野球の事故を防ぐ」シンポジウム報告(山中 龍宏)
2019年度「これで防げる 学校体育・スポーツ事故〜繰り返される跳び箱事故から子どもを守る」